燻煙乾燥木材

燻煙乾燥木材 ~温故知新の最強建築材木~

燻煙(くんえん)乾燥木材というのをご存知でしょうか?燻煙という言葉通り「煙」で「燻す」木材のことです。

伐採したばかりの木というのは水分がたくさん含まれています。特にスギやヒノキは立木全体の約1.5倍もの水分が含まれているので驚きです。

乾燥前の製材を「生材(なまざい)」といいますが、この生材は乾燥が進むにつれ変形や収縮が起こってしまい、建築構造上不具合が出るのでしっかりと乾燥してから使用しなければなりません。含水量150%~200%近いものを20%近くまで乾燥させることでようやく建築資材として使用できるようになるのです。木材を乾燥させる方法としては「天然乾燥」と「人工乾燥」の二通りあります。天然乾燥では木の持つ色合いや性質を損なうことなく乾燥できるのですが2年~3年近く時間を要し、手間もかかる為、高額な値段で売買されています。人工乾燥では数年かかるものを約1週間で基準値まで水分を落とすことが出来るので時間とコストが自然乾燥よりも低いのがメリットです。しかしながら、急速に乾燥させるため色合いが変化したり、木の樹液が抜けやすく天然乾燥よりツヤが出ない木材がほとんどです。また、内部ひび割れという現象が起きやすい事でも知られています。

[天然乾燥] [人工乾燥]
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メリット メリット
・木の持っている油分を保つためツヤツヤ
・色合いも維持した状態をキープ
・ゆっくり乾燥させることでひび割れがほとんどない
・約1週間ほどで乾燥できる
・均一に水分を抜くことができる
・大量生産が出来るため安価
デメリット デメリット
・短くても半年、長くて数年の時間を要する
・年輪の大きいものは中心部の水分が抜けにくい
・時間と手間がかかるので高価
・強制的に乾燥させるため色ツヤが落ちる
・急な乾燥に耐えられなくなり中でひび割れする事がある

天然乾燥させた木材がやはり一番いいのですが、コスト面や工期を考えますと圧倒的に人工乾燥木材を使用することが多いです。そこで、人工乾燥木材のデメリットを対処し、天然乾燥木材のプラス部分を取り入れながら乾燥させたものが【燻煙乾燥木材】です。

歴史ある燻煙乾燥木材

「燻煙乾燥」はとても歴史の古い工法です。今ではほとんど見られなくなりましたが昔は必ず家に「囲炉裏」というものがありました。この囲炉裏から立ち上る煙が柱をいぶすことで、しっかりと乾燥することができ、さらには防腐・防虫効果もあるという、古くから行われてきたすばらしい工法なのです。昔の人の知恵というのは本当に頭が下がります。kayabuki

合掌造りで有名な世界遺産白川郷をはじめとするかやぶき屋根の古民家が何百年もの間変わらぬ姿をとどめているのは囲炉裏の煙で家全体が燻され、地震や雪ではビクともしない強靭な骨格だからです。

身近なところで例を挙げますと「かつおぶし」です。生の鰹はすぐに食べなければ腐ってしまいますが燻すことによって水分が抜けて堅い鰹節になり、長期保存が可能になります。

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この知恵から生まれたのが、「燻煙乾燥木材」です。石油や重油などの化石燃料は使わずに製材や木材の加工時に発生した端材を燃料とし、煙の力だけで乾燥させています。

木材にやさしい約70℃~80℃の温度で、煙と炭の遠赤外線の力で乾燥させるのです。通常の人工乾燥では120℃近い高温で乾燥させるため、急速な水分蒸発に伴い木の組織が壊れ強度の低下や“やけど(木色の黒ずみが起こること)”が生じます。

それに対し燻煙乾燥はやけどや割れが生じにくく、尚且つ木の樹液が流れ出ないためツヤや色味を保ちつつも強度に優れた木肌の美しい材ができあがります。

[煙に含まれる成分]
フェノール
+ [木の繊維に含まれる成分]
リグニンセルロース
・耐久性増加
・強度の増加
・防腐性の強化
(シロアリ・カビ・ダニ等の発生を防ぐ)

このように、燻煙乾燥木材は低コストや環境保護、さらには健康面の保護や高度な耐久性などいいことしかありません。人体に悪影響を及ぼす有害物質や化学化合物は使わずに、「自然」を利用して「自然」の素材を強化・加工することで安心して暮らせる家になるのです。

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