羊毛断熱材

羊毛断熱材 ~ウールの持つ底力~

どうしてウールが選ばれるのか・・・?
羊そのものを見ることはなかなかありませんが、普段私たちは生活している中で知らず知らずのうちにウールを使用しているのではないでしょうか。

現在、世界には10億頭を超える羊が飼育されています。
その中でもオーストラリア・ニュージーランドは人口よりも羊の数が多いとも言われています。そのほとんどが羊毛として出荷するために飼育されており、その生産毛量は全世界で生産されるすべての繊維の2%にも及ぶそうです。

私達人間と羊の関係は大変古く、約1万年前から羊の毛を防寒に使用してきました。 そんなはるか昔からなぜ羊毛を使用して来たのか?他にもたくさんの動物がいる中で、なぜ羊なのか。

それにはウールのもつ優れた特性が関係していました。

呼吸する繊維

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ウールの繊維の1本1本をよく見るとクルクルと縮れており、
この縮れはクリンプと呼ばれます。

このクリンプのおかげでウール製品は約60%の空気を含んでいます。
乾いた空気というのは最も断熱性が高く、多くの空気を含むウールは中にある熱を逃がさず、外からの寒気を遮断します。

冬のアルプスなど雪山を登る方々は凍傷を防ぐためにウールの靴下を履くそうです。多くの空気を含むためウール自体が呼吸をし温度調節するので吸湿効果・防湿効果も高く夏場にも大変適した素材です。

この特徴を利用し、住宅の断熱材として生まれたのがウール断熱材です。

冬は暖かく、夏は涼しい快適な環境で生活することができます。

合繊のような繊維はたくさん空気を含ませるように作ってもウールほどの断熱効果は期待できません。
長年暮らす生活の基盤だからこそ見えないところに手をかけることが「快適」への近道です。

「防火性」「防音性」 驚きの“防ぐチカラ”

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1つ目の「防ぐ力」は「防火姓」です

ウールは燃えにくい素材なのをご存知でしたでしょうか?
一見ふわふわしているので発火しやすい繊維に思えますが
実は大変燃えにくい繊維として様々な業界で高く評価されています。

例えば、飛行機。内装の約40%にウールを使用しています。
新幹線ではグリーン車の座席・絨毯などに。
また一流ホテルなどにも使用されていますし、宇宙服のインナーに使用されたこともあります。

物質が燃え続けるのには酸素が必要です。
これを有効酸素指数といい、自ら延焼し続けるためには21という数値以下でなければ延焼し続けることが難しいとされています。
ウールの有効酸素指数は25とされ、燃えにくい・延焼し続けることが難しい物質ときちんと立証されています。

ウールは空気を多く含んでいると先程お話ししましたが、その中に窒素16% 水分15%を含んでいるため発火しにくいのです。

さらには、もともとウールの発火温度が570~600℃と、綿のおよそ倍の高さです。

仮に火がついてもナイロンなどのように融解することなく炭化しますので燃え広がることもなく、ジリジリと燃えるものの、
短時間で消えてしまいます。

また、燃焼した際に有害な物質・臭いを発することもありません。万が一の際には優れた防火性を発揮する、
言わば住宅の消防士です。

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そして2つ目の「防ぐ力」は「防音性」です。

空気をたくさん含んでいるからといって、中がスカスカではありません。
むしろ、縮れた繊維が隙間なく高密度に絡み合っているので通気性があるのに騒音を跳ね返してくれます。一番身近なところでいいますと上記でお話ししました、新幹線のグリーン車です。同じ新幹線に乗っているのにグリーン車に入った瞬間、走行音が減少します。飛行機もそうです。ホテルなどの絨毯に使用されているのも音を消すため。

防火性が高いからというだけでなく優れた防音性も持ち備えている為、様々なシーンでウールが使用されているのです。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭はもちろんですが、音楽を好むご家庭や室内で大切な動物と一緒に暮らしたいご家庭などにもおすすめいたします。
また、最近では二世帯住宅をお考えのご家庭に上下の音を気にせず生活できるよう、床材に使用している住宅もあります。

湿気と共存できる断熱材

日本の住宅は古来より木を使って作られてきました。現代でも、加工のしやすさ・コスト面から木造住宅がほとんどです。

しかし日本は島国のため湿度の高い国です。

最近では雨季になるとゲリラ豪雨という言葉をよく耳にしますし、豪雪や水害といった災害も珍しくないほど各地で発生しているのも現状です。その為、きちんと湿気対策・結露対策を行わないと後々悲惨な状態になります。

断熱材のない時代には外気と内気の温度差がそれほどありませんでしたので「結露」というものを重要視していませんでしたが現代は特別な工法や技術がなくとも一定の気密がとられ、内部結露が発生してしまうのです。

たがが結露と思われますが、どんなに耐久性の高い木材でも何度も濡れては乾きを繰り返すうちに劣化し、そこから水分が入り込みますとカビが生じ著しく機能を低下させてしまいます。さらに湿った木はシロアリの大好物です。

壁内に湿気が入らないようにする外壁断熱などの工法も考えられました。
しかし、20年以上持続して湿気が入らないように施工する難しさは現場サイドでは常識です。

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その点、ウール断熱材は数ある断熱材の中でも唯一湿気と共存できる断熱材なのです。もともとウールには撥水性があり、水に濡れても乾きが早く、さらに形が崩れません。

湿度が高くなると繊維の中に水分を吸収し、逆に湿度が無くなると繊維中の湿気を放出します。

ウールの持つ独自の調湿機能のおかげで周囲の湿度を50%程度に保つのでカビの心配もなく、表面はさらっとしているのでダニや害虫が生息できない環境になります。
また、水に濡れてもすぐ乾く性質がありますので万が一雨漏りした際にも、そこから腐食し、広がる心配もありません。

現に、平成16年に新潟県で起きました大規模な洪水、7.13水害で泥水につかったウール断熱材は撥水し元通りになり、そのまま修理工事の際に再利用することができたという実証もあります。

このように、自ら湿度を調節できるウール断熱材は、湿度の高い日本において湿度と共存できる環境を実現させたのです。

イベント情報

JOYO住宅展

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