スタッフブログ

T様邸の構造見学会は、初日は天気が不安定で、雷がなる嵐の状態、二日目も風が強くて寒かったのですが、そんな中にもかかわらず、お客様においでいただき無事に終了することができました。この場をお借りして、御礼を申し上げます。m(__)m

さて基礎工事も予定通りに終了し、いよいよ燻煙乾燥された木材による建て方が始まります。今回は、上棟の様子をご覧下さい。

家の基礎が出来上がったら、土台と言うものを基礎の上に載せます。"土台"は、日常的な例えにも使われるとおり、まさに家を支える基本です。
土台が腐ると、家が傾いたり倒壊することにもなり、非常に大事なものです。腐る原因は主に、①シロアリ、②湿気による腐敗が考えられますが、②が原因でシロアリが繁殖したり、必ずしも別々のことではないと考えられています。
そこで、通常は基礎から1.4mの高さまで、防虫・防腐剤を塗布します。これは非常に強力なもの(何年も効果を持たせなければいけないですから当然です)なので、長時間の間に健康を害する恐れが考えられます。

「郷」では、このように健康を害する恐れのある薬剤ではなく、木が本来持っている力を借ります。木材を乾燥処理する過程で、木から水蒸気などが出ます。これを冷却すると"木酢液(もくさくえき)"になります。字のごとく"木のお酢"ですので、その液体自体に殺虫効果や防腐効果があります。薬剤と違って強力ではないのですが、しっかりと土台を守るだけの力は備えているわけです。
また、私たちが採用しているベタ基礎は、地面から上がる湿気を防いでくれます。この後ご説明する「基礎パッキン」の通風効果とあわせて、床下を常にカラッとさせ、シロアリが寄り付きにくい環境を作り上げています。

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土台が組まれた様子です。色が黒いのは、燻煙乾燥処理の際にでる木酢液を塗っているからです。これにより、薬剤を使用することなく、防虫、防腐効果を持たせることができます。


◇家を建てるにあたって、足場が必要です。約半日で職人さんが組み立ててくれますが、その様子は、いつ見ても鮮やかなものです。

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◇土台の様子を少し詳しくお見せします。「郷」の場合、基礎と土台の間には、「基礎パッキン」と言うものを挟みます。樹脂でできていますが、非常に硬く家が乗っかっても壊れることはありません。「郷」で使用している基礎パッキンは、通風性が非常によく、構造によりその上の土台との接地面にも風があたるようになっています。

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◇土台が組みあがると、いよいよ上棟です。上棟と言うのは、柱を立て梁(はり)を張り、家の構造を組み上げていく事です。通常は手では上げられないので、クレーンを使います。

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◇郷の構造は、ご存知のように20cmの柱と梁を組み合わせる構造にあります。その組み合わせるジョイント部分は、木をオス・メスで合わせる"ほぞ"を切るものではなく、あらかじめ工場でプレカットされた木材を、金具で固定する工法を採用しています。これは、全体の工程を短縮し費用を抑えるために採用しているものです。

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さて、今回は一気に上棟の様子をお見せしました。次回は、上棟祭、初期の内部の様子などをご覧いただきます。構造見学会に来られなかった方も、お楽しみに!